どんな症状なの?
常に(若しくは周期的に)耳の周りに違和感を感じます。違和感と言っても人それぞれ異なり、水やトンネルの中に入ったような感覚だったり、耳が詰まったような感覚だったり、音が鳴っていたり等々、感じ方も様々です。耳だけでなく、後頭部全体で感じることもあれば、肩の方まで違和感を感じる方もいるようです。また、難聴を伴う方も多く見受けられます。
病院ではどんな治療をしているの?
検査を行い、原因の特定できたものにはそれに対する治療を行います。外耳に入ったゴミなどは取り除き、中耳の、音を増幅する骨の異常や腫瘍などの場合では手術をすることもあります。しかし原因の特定できないようなものでは、血液の循環を改善させたり、聴神経を作る元となる物質を補給する薬物療法が中心となるようです。
鍼灸ではどのように考えているの?
耳は気が集まる頭部にあり、さまざまな経絡(気の流れ)で身体の様々な所とつながっています。その経絡のどこかで流れが悪くなったりすることで栄養先の耳に変調をきたすと考えています。その原因となっている所を問診や触診などで丁寧に探っていき治療に入ります。首肩の症状(凝りなど)、睡眠、目の症状などが一緒に出ていることも多く、病状を把握するのにも必要なので他の症状なども詳しく探っていきます。
治療はどのように進んでいくの?
症状が出始めてから日が浅い人では1〜数回で変化の出る人もいます。ただ、中には変化が出始めるまで時間がかかる人もいるので、根気よく治療を続けていくことをお勧めしています。良くなった後も、定期的な体のケアを続けていった方が、その後の再発防止につながるのは言うまでもありません。