どんな症状なの?
読んで字のごとく、頭部から髪が抜けることです。ストレスによって引き起こされるもの、男性ホルモンが原因となる脱毛、全身性の慢性疾患や内分泌疾患によって起こる脱毛、出産後脱毛、加齢によるもの、など原因とされるものは多く考えられます。
病院ではどんな治療をしているの?
治療は主に薬物治療になります。頭皮の血流を改善させる血管拡張薬や男性ホルモンが毛包へ付着するのを防ぐ抗男性ホルモン薬が用いられることが多いようです。加えて生活指導をしていきます。
鍼灸ではどのように考えているの?
鍼灸では『脱髪』といい、精神的刺激によって身体の中の熱が頭に強く上り起こるもの、慢性疾患や内分泌、アレルギー等で起きる気や血の不足、血の滞りなどで起こるもの、等々の原因で脱毛が起きると考えられています。
治療はどのように進んでいくの?
上記の様々な原因に合わせて全身の気の巡りや血の不足を補っていきます。また、必要に応じて頭への直接の鍼治療をすることで血流の循環を改善させます。治療の間隔としては、週に2回〜3回の治療から始め、変化に応じて治療間隔を伸ばしていくのが良いです。変化が出てくるまでの期間には個人差や治療間隔がありますので、一概には言えませんが早い方でしたら10回程度で変化が目に見えて分かってきます。また、治療の際には髪(だけではなく全身ですが)に良くないと考えられる生活習慣は指導させていただくことがあります(お酒や食べ物、生活態度)。早く効果が感じられるようにご協力ください。